オールドスカウトの話

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zoom RSS テントの側溝の謎・・・。

<<   作成日時 : 2009/03/15 02:11   >>

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スカウティングに復帰した時の驚きがいくつもありましたが、
その1つの「テントの側溝を掘ってはならない!」がありました。

キャンプリーダー講習会?のセッションで「理想的なキャンプサイトの設計図を描いてください」と言うのがあったので、書きましたら「ボーイスカウトキャンプはローインパクトの為に側溝を掘りません」と言うのです。
この講師は何を言うんだろう・・・と驚いたのは5年前のことです。

そんな話を外国連盟のスカウターに話すと「それは誤解だよ」と言う。
アメリカのLeave No Traceでは、そもそもローインパクトの考え方が違うのです。
なんで、こんな誤解になったのか謎でした。
大自然の中に入る掟として、トイレの問題やゴミの持ち帰り、食料保存法(ベアーサック・熊対策)、テントの設営もしないで、シラフカバーで野営するなどの高度な野営法を実施しています。
自動車でたくさんの荷物を持ち込んで、プロパンガスで食事を作って、テントの溝を掘らないことが「ローインパクト」ではありません。
Leave No Trace(2)は、大自然の立ち入り方を学ぶ運動でもあります。
日本で言うならブナの原生林や国立公園の中で野営をするには、そのスキルがないと入るな!ってことです。
そんな場所では、当然A型テントでは野営もしないでしょうし、溝も掘りませんよね。

昔はA型テントが主流でしたので、このA型テントを1人で設営する技能が1級スカウトのハードルのようなものでした。
最近は、ドームテントすら設営に時間がかかるのは驚きですね。
ローインパクトを言い訳に、ガスで炊事する。これが自然にやさしい・・・ってキャンプの種別を間違っています。
立ち竈は直火ではないので、意味があるのですがね・・。
ローインパクトを言い訳にプロパンでまとめて食事作っていたら、そりゃぁ!技能は身につきません。
カブのキャンプだって、それじゃあ楽しくないですよね。
(カブのキャンプを民宿で行なって、夕食に舟盛りが出た!ってのも驚きですがね!)

バックパックやトレッキングと定置キャンプは違いますよね。
たぶん、どちらのキャンプも経験がないと混同するのかもしれません。

今はドームテントも安くなりましたが、昔はアタックテントとして山岳での山頂を目指す為のテントでした。
A型、家型テントは居住性の良さもあり、ベースや長期野営用です。
テントと言えどもA型、家型テントは布製の別荘みたいなものですから違います。
私は側溝は当然だと思いますが、どうしてでしょうか?

誰に聞いてもこの謎が続いていましたが、先日の日本大学スカウト研究会0B・0G会で謎が判明しました。
山中野営場の場長は、日大ローバーのOBですので、その謎を質問してみました。
場長曰く「えぇ?誰がそんなこというの??」と言うので、「山中野営場で開催するWBやキャンプリーダー研修はボーイスカウトのキャンプは溝を掘ってはならないと言われます」というと。
「あ!私の発言が誤解を生んでいるのですね」と答えました。
「山中野営場は土質の関係で溝を堀ると土石が流れるので、掘らないでくださいとの開所式の挨拶がボーイスカウトキャンプは溝を掘らないに誤解されているようだなぁ・・」と言われました。
「これからは開所式の挨拶の際は、噛み砕いて説明するようにしよう・・」と言われました。
さすが、山中野営場の場長は我らがOBです。

ガールスカウトは今でもA型テントで野営を行ないますが、ボーイスカウトの中にはA型テントが設営できない隊もあるようです。
ドームだからと言って、トレッキングをやっているようにも思えませんが・・。

子どもは今も昔も実は変わっていません。
変わったのは大人と社会環境です。

さてさて、間違った知識や技能などをどう修正していきましょうか・・。
やることがたくさんありますね。

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Leave No Traceについて(2)
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2009/03/15 02:15
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BSAは連盟やカウンシル(県連に近い組織)の職員や指導者(プロスタッフ養成)をしています。 ちなみにコミュショナー研修は2ヶ月間(60日間)あるそうです。 盟友が昨年の夏にNational Camping School を視察してきました。 外国のスカウティングはプロフェショナルサービスとボランティアの構成されています。 各種の技術とサービス提供がスカウトの興味と情熱を継続させています。 ...続きを見る
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2009/03/15 02:21

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内 容 ニックネーム/日時
>「テントの側溝を掘ってはならない!」
で、思い出した事。アメリカのボーイスカウトへの一般人のイメージインタビューの中に
「キャンプで穴を掘りまくって、自然破壊している団体」とのコメントもありました。
もちろん誤解から生じているのでしょうが、タマに制服集団にお貸しした場所で、設営した後のゴミだらけの現場を見て唖然としたことがあります。
確かに自分達が持ち込んだゴミは持ち帰りました。(そのゴミも車いっぱい…)
端で見ていると、食事後の汚水を海や川に流す、空き缶や針金が落ちていて転んだら危険そうだなあと見ていても、リーダーですら除けて通るだけ… 
…危険予測も出来ないんだなあ…と複雑な心境に
(後でリーダーの一人に聞いたら、拾ったら持ち帰れないからとの返事。集めておいたら施設の人は回収するのに。
※その施設は善意の施設の為、普段は滅多に掃除出来ていない。) 

キャンプ場にも問題が、「溝を掘ってはならない」場所が増えましたから。 大半はそうかも知れません。
ちずやん
2009/03/15 13:37

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