オールドスカウトの話

アクセスカウンタ

zoom RSS 指導する?始動する? スカウティングへの提言

<<   作成日時 : 2008/12/24 01:14   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 10 / トラックバック 4 / コメント 2

画像


指導という日本語は誤解をする言葉かもしれない。
本日、3年ぶりに再会したスカウターとそんな話をしました。
スカウティングが三度の飯より好きな盟友は、この3年間スカウティングを離れていました。
野外活動指導員として離れながらスカウティングを考えていたと言うのですが、
盟友の言葉が1つ1つ生きているのを感じました。

珈琲1杯で数時間も喫茶店の席を占拠してしまいましたが、今日の話は面白かったです。
海外では隊長はスカウトマスター(スカウター)と言います。
日本では「隊長の・・・」とか「リーダーが・・」なんて自分を表現しているかもしれません。
このブログで、英語の誤訳について何度か書いています。

海外ではスカウトがリーダーであり、スカウトマスターはアドバイザなのです。
班長=パトロールリーダー 上級班長=シニアパトロールリーダー
隊長=スカウトマスターであり、指揮官(コマンダー)ではないのです。
スカウトの指揮官になっているのが、スカウトにリーダーシップを喪失させる結果になっているかもしれません。

スカウトという言葉は偵察ではなく「人生を探求する者」という意味があると思います。
英語の方がニュアンスがわかりやすい場合が多いですので、呼称も隊長からスカウトマスター。班長もパトロールリーダーにした方が良いのかもしれません。
そうすると馬蹄形に並んでも、隊長は立ち位置が明確になるのではないでしょうか。
中心はシニアパトロールーリーダー、パトローリングの重要性も理解できますし、リーダーシップデベロップメントも理解できます。

どうしても漢字で表記するならば、指導者⇒始動者にするといいのかもしれません。
スターター(始動)としてのスカウトマスターであり、モチベーションを高めれば、スカウトの自主性、リーダーシップを信じればいいのです。

BSAのプログラムの1つに「リーダーシップデベロップメント」というプログラムがあります。
50年間に2万人の卒業生を出しています。
フィルモント派遣に行っていながら、「広大なキャンプ場だった!」と感想をいう人はいますが、このプログラムが背景にあることを知らずに「素晴らしいリーダーシップ養成プログラムだった!」という感想はあまりききません。
トレッキング(移動キャンプ)を通じて、リーダーシップをすべての参加者にパーソナルサポートするこのプログラムは、素晴らしいです。

スカウターの立ち位置は形式的なことではありません。
隊集会でその立ち位置にいる為には、その為に事前のスカウトに対する啓発や助言が必要かもしれません。
常に隊長が中心になっている隊のスカウトはリーダーシップが発揮できないかもしれません。
失敗を恐れることはありません。
隊長は失敗した芯のあるご飯をスカウトと一緒に食べることができればいいのです。
そして「どうしたら次は美味しく炊けるかを考えてみよう」と言えればいいのです。
そうした経験を通じて、パトロールの役割分担とスカウトの得意分野がわかり、個々のスカウトの個性や能力を伸ばすことがリーダーシップの養成ではないでしょうか。

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ

にほんブログ村 アウトドアブログへ

にほんブログ村 アウトドアブログ ボーイスカウトへ

ブログランキング・にほんブログ村へ

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/fdaprxqcbj24






テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 10
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(4件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
BSA パトロールシステム
BSAのスカウターからパトロールシステムについて説明を受けました。 先日も話しましたが、基本になる単位は「パトロール」であることです。 パトロールには、それぞれ歴史があり、伝統とフラッグを引き継ぐわけです。 日本の隊の中で発団以来、継承している班名や班呼が残っている隊はどのくらいあるのでしょうか? 最近では、「班呼ってなんですか?」なんて言われてしまいますね。 「パトローリングの歌」も、その意味がわからなくなってきているかもしれません。 「先頭は2番、右翼は4番、左翼は... ...続きを見る
オールドスカウトの話
2008/12/24 01:16
デンチーフの役割と効果
BSAは、Den chief の教育システム研究がされています。 日本ではデンコーチと呼称を変えていますが、デンチーフとデンコーチの2種類があってもいいのではないでしょうか。 BSAはベンチャーもデンチーフを行ないます。 つまり、ボーイスカウトのデンチーフとベンチャーのデンコーチがあっていいように思います。 ...続きを見る
オールドスカウトの話
2008/12/24 01:18
BSA TROOP (隊運営の考え方)
今回はBSAの隊運営の考え方を紹介します。 私は言葉の持つニュアンスの違いは大きいと思います。 誤訳以前の言葉の印象は、国によって違います。 日本で一般的に「隊長」というと隊長が中心で、その下に班長が構成されるのは当然です。 「スカウティングは違うよ!」と言っても日本人の組織論でいうと根底には残っているように感じます。 広告代理店勤務の盟友とこの言葉のニュアンスの違いと誤訳について話すことがあります。 企業でも、役職名を部長、課長などの呼称を英語に換えているところは多いですね。... ...続きを見る
オールドスカウトの話
2008/12/24 01:18
リーダーシップを発揮できる環境を作ること?  スカウティングへの提言
2年前にWB研修ビーバー課程に参加しました。 専門的な乳幼児教育の参考になればと考えたのですが・・・。(苦笑) ボーイスカウトの中でもまだまだ研究がなされたいない分野なんだろうな・・と感じました。 (RS課程も同様かな・・・?) ベンチャー・ローバーに接して、是非、年少部門も勉強してみたいと感じたからです。 カブスカウト年代よりも低年齢(幼稚園の年少〜年長)の子どもにリーダーシップはあるのか興味もありました。 仕事柄、毎日乳幼児から未就学児に接して観察してわかってきたこ... ...続きを見る
オールドスカウトの話
2009/01/05 22:55

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
カブスカウトの隊長を30年ばかりやっていました。
ローバーから指導者に…呼称の事など殆ど考えなかった。地区コミの時も。疑問に思った事はあっても、そんなものかと追求せずにきた。目からうろこ状態です。
現在は、育成会員の立場でスカウトを見ています。
色々な事が見えますね。
感動しました。

エンジェル
2009/01/05 16:57
エンジェルさん 
コメントありがとうございます。
仕事の関係で、乳幼児と接する機会が多かったです。
保護者は私のことを、先生ではなく「隊長!」と呼ぶます。1〜5歳児も私を「隊長!」と呼びます。
何人かの子どもに「先生と隊長はどう違うの?」と聞くと「隊長は遊んでくれる人。先生は駄目って言う」と答えたのに笑えました。
言葉の意味はわからなくても、子どもたちの耳から入るイメージなんだろうな・・と感じました。

いつでも主役は子どもですものね。
私は子どもに遊んでもらっているんだろうな・・と感じた時にサポートする意味が見えてきました。

指導者が指で導いている者でいたら、偉そうですよね。
隊活動でスカウトにリーダーシップを発揮させる為には、その活動時間の3倍の時間が必要かもしれません。
1時間の活動をするために、準備(アドバイス)の3時間要する必要があります。

スカウティングは漢方薬みたいなものですから、即効性はないですが、観察すると「あれ?」あの話し方は似てるなぁ・・と思うこともあります。(微笑)
oldscout
2009/01/05 21:19

コメントする help

ニックネーム
本 文
指導する?始動する? スカウティングへの提言 オールドスカウトの話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる